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不法移民の阻止に海軍投入へ 英仏海峡経由の流入急増受け

英仏海峡をボートで横断して英国に流入しようとする不法移民の急増を受け、英政府は海軍と英国境局の船舶を投入し、移民のボートをフランス北西部のダンケルクに追い返す対応策を計画しているもようだ。これについて週内にフランス政府と協議を行うという。BBC電子版などが9日伝えた。

こうした不法移民は、主に北アフリカと中東諸国の出身者。フランス北西海岸から海峡を渡って英国にたどり着く人数は、6日に1日当たりで過去最多の235人となり、年初からでは約4,000人に上る。

パテル内相は、移民の流入を阻止するため専門の担当官を任命。同相は、海上での取り押さえやボートをフランスに追い返すなどフランスでの取り締まりの強化を求めることを明らかにしている。こうした計画に対して、フランス側は海岸線の警備強化の費用として英政府に3,000万ポンドの負担を求めているという。

英国防省は政府を支援するため、できる限りのことをすると表明している。ただ国防省内では海軍を派遣することについて、政治的失策の対応に利用されるべきではないとの批判的な見方も出ている。

国連の難民の地位に関する1951年の条約では、領海を含めて当事国の管轄内にいる難民には保護を与え亡命の申請を認めることなどを定めている。ただ欧州連合(EU)のダブリン規約により、英国は難民申請者をEU内で最初に入国した国など別の国に送り返すことができる。しかし英国のEU離脱後の移行期間が終了する来年1月以降は、EUと同様の取り決めで合意しない限り、難民を送り返すことはできなくなる。


関連国・地域: 英国フランスEU
関連業種: 政治社会・事件

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