ドイツ見本市産業協会(AUMA)は18日、9月から大半の見本市の再開が可能との見通しを発表した。メルケル首相と連邦16州の州政府は先に、大型イベントの開催禁止を10月末まで延長することで合意したが、見本市はこれに含まれず、開催可否は各州政府の判断に委ねられていると強調した。
AUMAは、主催者らは9月以降に見本市の実施を計画していると説明。ロイター通信によると、西部ノルトライン・ウェストファーレン州、東部ザクセン州、フランクフルトの位置する中部ヘッセン州、西部ラインラント・プファルツ州は既に見本市の開催を許可しており、ミュンヘンの位置する南部バイエルン州は9月から認める方針を示している。
世界最大の書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」の主催者は5月、10月半ばに例年通り開催する方針を明らかにしていた。しかし、ミュンヘンで9月19日~10月4日に開催が予定されていた世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」は、既に中止が決まっている。
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