新型コロナウイルスの感染拡大対策として全土で外出制限措置が取られているフランスで、24日正午(現地時間)からさらに規制が強化された。例外的に認められていた軽い運動やペットの散歩のための外出、診察や治療を受けるための外出規制が厳格化されるほか、マルシェが閉鎖される。
軽い運動やペットの散歩が目的の外出は引き続き可能だが、条件が厳しくなった。この理由による外出は1日1回まで、最長1時間、自宅から1キロメートルの範囲で行わなければならない。同行が許されるのは、同居している人のみ。外出時に携帯が義務付けられている外出理由書には、自宅を出た時刻を明記しなければならない。
医療上の理由による外出も、延期ができない緊急の診察や透析のように長期的な疾患の治療に限定される。また、マルシェも原則として閉鎖。閉鎖によって住民の食料調達が困難になる地域では、衛生条件が満たされることを条件として、市長の申し出により継続が認められる。加えて、宗教施設は閉鎖されないが、集会は禁止される。なお、例外的に20人以内の参列者による葬儀は認められる。
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