市場調査会社GfKは28日、ドイツの9月の消費者信頼感指数が9.7ポイント(予測値)となったと発表した。前月から横ばいで、2017年4月以降で最低にとどまっている。
GfKは毎月、消費者約2,000人を対象にアンケートを実施。主に「収入の見込み」と「購買意欲」の二つの指数から信頼感指数を算出する。他に「景気見通し」についても尋ねている。
8月の詳報を見ると、「景気見通し」は8.3ポイント悪化し、マイナス12ポイントだった。「収入の見込み」は50.1ポイントと、前月から0.7ポイント下がっている。半面、「購買意欲」は48.8ポイントと、2.5ポイント改善した。
GfKは今回の結果について、かねて言及しているドイツ経済の重要な柱である内需が、消費者信頼感の悪化傾向を食い止めつつあると説明。ただ、将来的に労働市場が不安定化し、失業率拡大の懸念が生じる場合、経済は再び著しく停滞するだろうと予想している。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。