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保守党と労働党の協議続く 交渉チームが4時間半にわたり

英国の欧州連合(EU)離脱方針を巡り、与党・保守党と最大野党・労働党の交渉チームは4日、約4時間半にわたる協議を行った。行き詰まりを打開する結論は出なかったものの、首相官邸は「詳細にわたる生産的な協議が行われた」とコメント。両党は5日に再び話し合いの場を持つ。BBC電子版などが伝えた。

両党による協議は、メイ首相が先に、野党の協力を得て下院で可決の見込める新方針を探る意向を示したことを受けたもの。労働党の影のEU離脱相を務めるキア・スターマー議員は、EU離脱協定が下院で承認された場合、国民投票でその是非を問う「確認のための」国民投票を実施する案などが話し合われるとの見方を協議前に示していたが、協議後は詳細な内容についてコメントしなかった。

■合意なき離脱回避法案を可決

英下院は3日夜、合意なきEU離脱を回避するための法案を賛成313票、反対312票のわずか1票差で承認した。わずか1日でのスピード可決となり、4日には上院で審議が開始された。上院でも可決されれば、メイ首相はEUに離脱延期を申し入れることを義務付けられるほか、要請する離脱期間についても下院に決定権が与えられる。

英国は4月12日までにEUに新方針を示してさらなる離脱延期を要請しない限り、この日に合意のないまま離脱することになっている。下院で可決された法案は、こうした事態を避けるために労働党のイベット・クーパー議員が2日に提出していたもの。メイ首相自身も先に、4月10日の臨時EU首脳会議(サミット)で離脱延期を申し入れる方針を示していたが、これを法的に義務付ける狙いがある。

首相官邸は同法案の可決を受け「EUとの離脱延期の交渉が大幅に制限される」とコメントしている。メイ首相は離脱延期の期間は短期にとどめる方針だが、議会が長期の延期を求めれば、英国も5月23~26日に行われる欧州議会選挙への参加を求められる可能性がある。英国が離脱を延期できるかどうか、また延長期間の長さや条件の有無については、EUに決定権がある。離脱延期の承認にはEU加盟27カ国の全会一致での支持が必要。


関連国・地域: 英国EU欧州
関連業種: 政治

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