市場調査会社GfKは21日、ドイツの1月の消費者信頼感指数が10.4ポイント(予測値)となったと発表した。低下するとの市場予想に反し、前月から横ばいとなった。
GfKは毎月、消費者約2,000人を対象にアンケートを実施。主に「収入の見込み」と「購買意欲」の2つの指数から信頼感指数を算出する。他に「景気見通し」についても尋ねている。
12月の詳報を見ると、「景気見通し」は14.1ポイントと3.3ポイント悪化。「購買意欲」は4.4ポイント低下し53.1ポイントだった。半面、「収入の見込み」は53.8ポイントと3.6ポイント改善している。
GfKは、米国や中国、欧州連合(EU)の間で続く貿易摩擦やブレグジットを巡る不透明感により、経済への楽観的な見方が失われつつあると説明。ドイツ国民は、関税の引き上げといった将来的な貿易規制をリスクと捉えているとし、輸出の減少は経済成長を減速させると指摘した。
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