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GDP成長率、第2四半期は改定値も0.4%

英政府統計局(ONS)は9月28日、2018年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP、改定値)が前期比0.4%拡大したと発表した。速報値から変化がなく、伸びは2018年第1四半期の0.1%から加速した。

産業別に見ると、英国経済の原動力であるサービス業は0.6%増加。伸びは前期から0.3ポイント加速した。うち流通・ホテル・レストランは1.6%増加し、自動車販売を含む運輸・倉庫・通信は1.5%伸びた。ビジネスサービス・金融は0.1%拡大した。

鉱工業は0.8%減少。うち電気・ガス・蒸気・空調供給は大きく3.3%減少し、製造業は0.7%縮小した。半面、水道・下水・廃棄物処理は0.8%拡大し、採鉱・採石は0.7%伸びた。

建設業は0.8%増加した。農林水産業も0.1%拡大している。

支出項目別では、投資を示す総固定資本形成が0.4%減と、前期から横ばい。家計最終消費支出は0.6%増えたが、前期を0.7ポイント下回った。

貿易は輸出が0.1%減少した半面、輸入は1.6%拡大した。輸出から輸入を差し引いた純輸出はGDPを0.6ポイント押し下げた。

GDPは前年同期比では1.2%拡大し、前期から0.1ポイント加速。速報値からは0.1ポイント減速した。

英中銀は8月に公表したインフレ報告書で、今年の国内総生産(GDP)が1.4%拡大するとの従来見通しを据え置き、2019年の成長率については1.8%と前回から0.1ポイント引き上げた。先に開いた金融政策委員会(MPC)では、7月までの3カ月のGDPが前の3カ月から0.6%増加し、市場予想を上回ったため、第3四半期(7~9月)の成長率予測を0.5%とし、8月時点の0.4%から上方修正した。


関連国・地域: 英国
関連業種: 自動車・二輪車農林・水産その他製造金融建設・不動産運輸IT・通信天然資源電力・ガス・水道サービス観光マクロ・統計・その他経済

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