市場調査会社GfKは27日、ドイツの10月の消費者信頼感指数が10.6ポイント(予測値)となったと発表した。前月から0.1ポイント上昇し、横ばいになるとの市場予想を上回った。
GfKは毎月、消費者約2,000人を対象にアンケートを実施。主に「収入の見込み」と「購買意欲」の2つの指数から信頼感指数を算出する。他に「景気見通し」についても尋ねている。
9月の詳報を見ると、「景気見通し」は27.1ポイントと4.9ポイント改善。「収入の見込み」は5.3ポイント上昇し、57.9ポイントだった。一方、「購買意欲」は52.9ポイントと2.3ポイント低下した。
GfKは今回の結果について、政治的混乱にもかかわらず、「景気見通し」と「収入の見込み」が上昇したと指摘。欧州連合(EU)と米国間の通商協議や「ハードブレグジット」の脅威は、いずれも長期的な経済の楽観視を制限していないようだとした。
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