英政府統計局(ONS)は16日、7月の小売売上高(数量ベース、季節調整済み)が前月比0.7%増加したと発表した。6月の0.5%減からプラスに転じ、市場予想を上回った。オンライン販売の伸びが貢献したほか、好天の影響で引き続き食品販売が堅調だった。
主に食品を扱う店舗は0.1%増加。非食品を扱う店舗は0.7%増えた。うち、繊維・衣料品・履物店は1.5%伸びた半面、家庭用品店は1.5%、百貨店などの非専門店は0.6%それぞれ減っている。
オンライン・通信販売は4.9%拡大。5月の1.6%減からプラスに復帰し、伸びは2016年5月以降で最高を記録した。一方、ガソリンスタンドは1.5%減少している。ガソリンスタンドを除く全体の売上高は0.9%増えた。
小売売上高は前年同月比では3.5%増加。伸びは6月の2.9%から加速した。食品店と非食品店はそれぞれ2.9%、1.4%増えた。オンライン・通信販売は大きく16.9%拡大し、ガソリンスタンドは2%増加している。
なお、7月のインフレ率は2.5%。伸びは6月を0.1ポイント上回り、小幅ながらも昨年11月以降で初めて加速している。
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