• 印刷する

イノジー、上半期は10%減益 コモディティー価格の上昇響く

独再生可能エネルギーのイノジー(Innogy)は10日、上半期(1~6月)のEBIT(利払い・税引き前利益、特別損益除く)が15億5,300万ユーロとなり、前年同期比10%減少したと発表した。コモディティー価格の上昇や、風力発電量の減少などが影響した。

売上高は4.8%減の206億6,300万ユーロ。再生可能エネルギーによる発電量は53億キロワット時と3.9%増加した。

EBITを部門別に見ると、再生可能エネルギーは6.7%減少。送電・インフラは3.1%減った。小売りは20.2%落ち込み、うち足元のドイツとオランダ・ベルギーは共に25.6%減に沈んだ。子会社エヌパワーを展開する英国は赤字が50%拡大している。一方、東欧は4.3%増加した。純利益(特別損益除く)は全体で6億6,200万ユーロと、22.8%減少している。

イノジーは通年について、特別損益を除くEBITが約27億ユーロ、純利益が11億ユーロ超になり、共に前年を下回るとの見方を維持した。

なおイノジーは7月、自社の事業を分割し、再生可能エネルギー事業を元親会社の独エネルギー大手RWEに統合するとともに送配電事業を独エーオンに統合することに合意したと発表した。これによりRWEとエーオンが先に合意していたイノジーの資産交換が前進し、イノジーは実質的に独立した上場企業ではなくなる。[環境ニュース][M&A]


関連国・地域: 英国ドイツベルギーオランダ
関連業種: 金融電力・ガス・水道小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

独大統領、トルコに関係強化呼びかけ(04/26)

韓国・現代モービス、スペイン工場建設開始(04/26)

実業家キューネ氏、医薬品製造アエノバ買収(04/26)

製薬キュアバック、150人削減(04/26)

ドイツ銀、第1四半期は10%増益(04/26)

GfK消費者信頼感、5月は2年ぶり高水準(04/26)

化学BASF、第1四半期は12.4%減益(04/26)

マーレ、ボスニア北部に新工場を開設(04/25)

英独首相がベルリンで会談 防衛・安保面での連携強化で合意(04/25)

ユーロ圏PMI、4月は上昇 2カ月連続で分岐点越え=速報値(04/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン