独エネルギー大手エーオンは8日、第2四半期(4~6月)の純利益が18億2,400万ユーロとなり、前年同期比43.8%減少したと発表した。エネルギー・ネットワーク部門の売り上げが不振だった。
売上高は15%減の77億1,300万ユーロ。部門別に見ると、エネルギー・ネットワーク部門は大きく30%落ち込んだ。一方、再生可能エネルギー部門と顧客ソリューション部門は共に2%伸びた。
EBIT(利払い・税引き前利益、特別損益除く)は全体で6億5,800万ユーロと10%縮小。特別損益を除いた純利益は8.7%減の3億2,500万ユーロだった。
同社は通年について、特別損益を除くEBITと純利益がそれぞれ28億~30億ユーロ、13億~15億ユーロになるとの見通しを維持した。
エーオンとRWEは3月、エーオンがRWEから独再生可能エネルギー会社イノジー(Innogy)の株式76.8%とイノジーの送配電事業を獲得する一方、RWEはエーオン株16.67%を取得し、エーオンとイノジーの再生可能エネルギー事業を引き受けることで合意。イノジーはかねてこの資産交換について慎重な姿勢を示していたが、7月に合意しており、イノジーを巡るエーオンとRWE間の資産交換が前進する形だ。[M&A][環境ニュース][労務]
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