• 印刷する

アルバニアとマケドニア、EU加盟交渉延期

欧州連合(EU)加盟各国は26日、アルバニアとマケドニアのEU加盟に向けた交渉開始を来年6月以降に先送りすることで合意した。交渉開始は、汚職・組織犯罪への対策や司法制度など法の支配で進展があることが条件となる。

欧州委員会は4月、EU加盟各国に対して、両国のEU加盟交渉開始を勧告していた。加盟国の代表から成る閣僚理事会はこれを協議し、大多数の国は交渉開始を支持したものの、フランスやオランダ、デンマークなどが反対したとされる。このため理事会後の公表文書では、「2019年6月に加盟交渉に向けた道筋を示す」と表明するにとどまった。

両国で交渉開始の条件とされた問題の進展状況については、欧州委が今後公表する報告書で検討し、2019年末までに両国政府との協議を開始する見通し。

西バルカン諸国6カ国はいずれもEU加盟を目指しているが、加盟交渉を開始したのはセルビアとモンテネグロのみ。欧州委は2月、2016年2月に加盟申請を行ったボスニアヘルツェゴビナについては、取り組み次第で加盟候補国として認める可能性を示唆。コソボとは同年4月に加盟への前段階となる安定化・連合協定(SSA)が発効しており、その実行を通じた発展を待つ姿勢を示した。[EU規制]


関連国・地域: フランスEUデンマークオランダセルビアモンテネグロボスニアヘルツェゴビナアルバニア北マケドニア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

チェコ、オストラバにAIファクトリー設立(10/15)

ステランティス、新戦略発表を26年春に延期(10/15)

中国・欧州間の北極海航路が就航=日数半減(10/15)

EU、高級ブランド3社に罰金=価格強制で(10/15)

<独自>K25の見どころは 【前編】欧州プラ停滞の中で(10/14)

中国社、英でタービン生産へ スコットランドに工場建設(10/14)

ルーマニア、初のAIファクトリー立ち上げ(10/14)

EU、南アのインフラ整備に115億ユーロ(10/14)

独仏大手2社、デューデリ指令の撤廃要求(10/14)

<特別寄稿>AIが拓く新時代 製造業変革の現在地と今後の展望(10/13)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン