独再生可能エネルギー会社イノジー(Innogy)は14日、第1四半期(1~3月)のEBIT(利払い・税引き前利益、特別損益除く)が12億3,600万ユーロとなり、前年同期比2%減少したと発表した。小売り部門と送電・インフラ部門の売り上げが共に不振だった。
売上高は6%減の116億3,000万ユーロ。再生可能エネルギーによる発電量は32億キロワット時と14.3%増加した。
EBITを部門別に見ると、再生可能エネルギーは15.7%拡大。送電・インフラは4.9%増えた。一方、小売りは大きく14.2%減少。小売りを地域別に見ると、足元のドイツが大きく21.3%減少し、オランダ・ベルギーも25.8%落ち込んだ。子会社エヌパワーを展開する英国は26.5%拡大。東欧は2%増加した。純利益(特別損益除く)は全体で6億1,000万ユーロと、10.8%減少している。
イノジーは通年について、特別損益を除くEBITが約27億ユーロ、純利益が11億ユーロ超になり、共に前年を下回るとの見方を維持した。
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