第4次メルケル政権発足へ SPD党員投票で大連立承認

ドイツの第2党で中道左派の社会民主党(SPD)は4日、メルケル首相率いる第1党の中道右派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立政権入りを66%の党員が支持したと発表した。これにより、メルケル首相の4期目が確実となった。新政権は3月14日までに発足する見通しで、昨年9月の総選挙から続いてきた政治的空白に終止符が打たれる。

SPDはCDU・CSUとの連立交渉が妥結後、この交渉の合意内容を支持するかどうかを党員に問う郵便投票を実施。投票権を持つ党員約46万4,000人の78.4%が参加し、有効投票数36万3,494票のうち23万9,604対12万3,329の賛成多数で連立入りが承認された。SPD党内は連立を支持する党幹部と反対派の若手で分裂していたものの、投票結果は予想に反して大きな差が開いた。

オーラフ・ショルツ代理党首は「これはSPDにとって簡単な決断ではなかった」とした上で、党内での議論を通じて結束力が強まったと強調し、「われわれが着手する新政権のプロセスに強さをもたらす」と述べた。

昨年9月の総選挙ではCDU・CSUが議席を大幅に失ったことで連立交渉が難航し、協議期間は戦後最長を記録した。メルケル首相は政権樹立を優先し、国政の花形である財務相のポストをSPDに明け渡すなど大きく譲歩。SPDはこれに加え、外相と労働社会相など計6つの閣僚ポストを得る見込みとなっており、新政権での存在感が高まる見通しだ。

総選挙ではCDU・CSUが246議席、SPDが153議席へと大きく議席を減らした一方、ユーロ圏解体と反難民を訴える「ドイツのための選択肢(AfD)」が94議席を獲得して第3党へと躍進。メルケル首相は当初、自由民主党(FDP)および緑の党との3党連立を模索したが破談に終わっていた。


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関連業種: 社会・事件雇用・労務政治

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