欧州経済研究センター(ZEW)は20日、2月のドイツの景気期待指数が17.8ポイントとなったと発表した。前月から2.6ポイント低下し、長期平均(23.7ポイント)を下回ったものの、市場予想は上回った。
景気期待指数は向こう6カ月間に国内経済が「改善する」と回答した割合から「悪化する」の割合を差し引いて算出する。今回の調査は2月5~19日に、アナリスト211人に見通しを尋ねた。現況指数は92.3ポイントと1月から2.9ポイント悪化した。
ZEWのアヒム・ワンバッハ所長は、今回の結果はドイツ経済の見通しが良好なことを示していると説明。現況指数は高水準を維持しており、向こう6カ月で経済は改善すると予想した。好調な世界経済と個人消費がドイツの経済成長をけん引していると述べた。
なお、ユーロ圏の2月の景気期待指数は29.3ポイントと、前月から2.5ポイント低下。一方、現況指数は1.3ポイント改善し、57.7ポイントだった。
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