仏蘭資本の不動産投資会社ユニボール・ロダムコ(Unibail-Rodamco)は12日、オーストラリアの小売不動産大手ウエストフィールド・コーポレーションを247億米ドルで買収することで合意したと発表した。取引が実現すれば、時価総額722億ドルの巨大不動産会社が誕生する。
ユニボールは、ウエストフィールド株1株当たり7.55ドルを支払う。これは前日終値に17.8%のプレミアムを上乗せした水準。取引は関係当局の承認を経て、来年6月末までの完了を予定する。
ウエストフィールドは米英でショッピングモール「ウエストフィールド」35店舗を展開。片やユニボールは欧州の71カ所でショッピングモールを手掛ける。両社の施設は合わせて年間延べ12億人が利用しており、合併後は「ウエストフィールド」ブランドの進出拡大を図る予定だ。
また、統合によるシナジー効果は年間1億ユーロを見込んでいる。[M&A]
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