ドイツ連邦統計庁は23日、2017年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP、季節要因・稼働日数調整済みの改定値)が前期比0.8%拡大したと発表した。速報値から変化がなく、第2四半期の0.6%増から伸びが加速。輸出が回復したほか、設備投資が拡大した。
項目別に見ると、 家計最終消費支出は0.1%減と、前期の0.9%増からマイナスに転落。政府最終消費支出はゼロ%と、0.2ポイント減速した。投資を示す総固定資本形成は0.4%拡大した。うち設備投資が1.5%伸びた半面、建設投資は0.4%落ち込んでいる。
輸出は1.7%拡大した一方、輸入は0.9%増にとどまったことから、輸出から輸入を差し引いた純輸出はGDPを0.4ポイント押し上げた。
中銀のドイツ連邦銀行は先に、第4四半期も活発な産業活動を背景に、経済成長が高水準で持続するとの見方を示している。なお欧州委員会は秋季経済見通しの中で、ドイツの今年の成長率が2.2%に達するとし、前回予想から0.6ポイント上方修正した。
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