フランスでオーガニック食品のブームが続いている。2017年上半期(1~6月)のオーガニック食品の販売高は前年同期と比べて5億ユーロ増加した。有機農業の発展や促進を目的とする有機農業庁(Agence BIO)が公表したデータで明らかになった。
オーガニック専門店の売上高は、前年同期と比べて1億5,600万ユーロ増えた。店舗数も増加傾向が続き、6月末までに133店舗のオーガニック専門店が新設。新ブランドのビオセボン(Bio c’Bon)だけでなく、既存のビオコープ(Biocoop)やラビクレール(La Vie Claire)、さらにはカルフールやオーシャン(Auchan)などの大型スーパーマーケットもオーガニック専門店を開店させている。2016年のオーガニック食品の市場規模は、既に70億ユーロに達している。
仏食品環境労働衛生安全庁(ANSES)が6月に発表した調査によると、オーガニック食品の中でも特に卵、乳製品、果物、野菜が多く消費され、成人の4割超が「常に」または「頻繁に」有機農業の製品を消費していると回答した。
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