カープール(相乗り)サービスを手掛ける仏ブラブラカー(BlaBlaCar)が、通勤・通学客層向けの短距離特化型サービスをパリを中心とするイルドフランス地域圏で開始した。既に一部地域で試験展開していた同サービスを、首都に拡大する格好。
利用者は、スマートフォン用のアプリ「ブラブララインズ(BlaBlaLines)」を通じて、希望のルートを走る車を予約し、乗下車地点を選ぶ。料金は30キロメートル以内で2ユーロほど。
イルドフランス地域圏では、住民の43%が毎日車で通勤しており、同社の創設者であるフレデリック・マッツェラ会長は「同地域でのサービス導入は自然な流れ」と説明する。自治体側も「相乗りは未来のソリューション」と歓迎。将来的に追加の駐車スペースや専用車線を設けることも検討したいとしている。
同サービスは当初、北部のランス(Reims)―シャロンアンシャンパーニュ(Chalons-en-Champagne)間と南西部のトゥールーズ―モントーバン(Montauban)間で提供されていた。これらの地域での利用登録者数は既に2万人に達している。
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