• 印刷する

英国人消費者の節約傾向、過去2年で最大に

英国人消費者の節約傾向が、ここ2年で最も強まっていることが分かった。米調査会社ニールセンのリポートを元に、ロイター通信などが17日伝えた。

それによると、第2四半期(4~6月)に何らかの支出を切り詰めた消費者は全体の約53%。2015年第2四半期(56%)以降で最大の割合に達した。背景には、英国の欧州連合(EU)離脱の決定が招いたポンド安によりインフレが加速し、家計の実質所得が目減りしていることがある。

最も一般的な節約手段は、低価格の食品ブランドへの乗り換え。ガスや電気の省エネ努力がこれに続き、新しい服をなるべく買わない、ファストフードを控える、といった行動も目立った。

ブレグジットを巡る2016年6月の国民投票後の2カ月は、「倹約派」の割合は過去最少の40%に低下していた。しかしそうした状況はここ1年で大きく変化。過去2年にわたり英国経済を下支えしてきた個人消費の失速が鮮明になっている。


関連国・地域: 英国EU米国
関連業種: 食品・飲料繊維金融天然資源電力・ガス・水道小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

乗用車生産、11月は1.7%減 JLRサイバー攻撃から正常化(12/22)

農家、相続税改正案に「強い不安」=報告書(12/22)

財政収支、11月は赤字縮小(12/22)

小売売上高、11月は0.1%減少(12/22)

家電販売カリーズ、上半期は2.4倍に増益(12/22)

日立レール、スイス国鉄のデジタル化に参画(12/19)

英中銀、3会合ぶり利下げ 政策金利3.75%に(12/19)

BP、初の女性CEOを指名=来年4月就任(12/19)

住友商事、英洋上風力発電の開発許可取得(12/19)

英首相、露新興財閥に圧力=約束不履行で(12/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン