独エネルギー2位のエーオンは9日、上半期(1~6月)の純利益が38億7,200万ユーロとなり、前年同期の30億3,400万ユーロの赤字から黒字に復帰したと発表した。スウェーデンとドイツのエネルギー・ネットワーク事業の利益率が向上したことが大きい。
売上高は3%減の195億8,300万ユーロ。部門別に見ると、顧客ソリューション部門が7%落ち込んだ。一方、エネルギー・ネットワーク部門と再生可能エネルギー部門は共に4%増えている。
顧客ソリューション部門の販売量は電力が682億キロワット時と5.1%減少。ガスも810億キロワット時と0.9%減った。
EBIT(利払い・税引き前利益、特別損益除く)は全体で17億6,700万ユーロと12%減っている。
同社は通年について、特別損益を除いたEBITと純利益がそれぞれ28億~31億ユーロ、12億~14億5,000万ユーロになるとの見通しを維持した。
エーオンは昨年1月、火力・水力発電とエネルギー取引の各事業をウニパーとして分離。ウニパーへの出資比率は現在、47%となっている。[M&A][環境ニュース]
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