• 印刷する

仏エスカルゴ農家、原産地表示を呼び掛け

パッケージで「エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ(Escargots de Bourgogne)」をうたっていても、実はブルゴーニュ産ではない――。エスカルゴ農家団体のAspersaと加工食品団体ADEPALEが、地産地消と原産地表示を訴えている。仏メディアのザ・コネクションが伝えた。

フランスの郷土料理として有名なエスカルゴだが、伝統的なブルゴーニュの品種は過度の収穫や開発による生息地の減少で数が激減。養殖が難しいため、市販されているものはほぼ全てハンガリーやウクライナなど東欧産だ。一方、現在ブルゴーニュで養殖されているのは「プチ・グリ(petit gris)」や「グロ・グリ(gros gris)」という別の品種である。

地元農家は2013年、原産地表示を義務付けるよう請願。議会で議論されたが、法律化には至らなかった。

ブルゴーニュには約300戸の農家がいるものの、年間7,500万ユーロとされるフランスのエスカルゴ市場に占める割合はわずか5%。小規模生産を行う地元農家は苦境に立たされており、環境意識の向上による地元産の人気の高まりを追い風に、消費者が原産国を認識して商品を選べるようにすべきとあらためて主張している。


関連国・地域: フランスハンガリーウクライナ
関連業種: 食品・飲料農林・水産マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

トタル、ポルトガルの再生エネ権益50%売却(07/04)

仏サヴァンシア、ハンガリー工場を一部閉鎖(07/04)

ネオバンクの仏クォント、銀行免許申請(07/04)

ソフトのルムアップス、スイス同業と合併(07/04)

自動車ルノー、日産株で95億ユーロ損失(07/02)

化粧品ロレアル、英同業カラーワウを買収(07/02)

ユーロ圏製造業、6月も分岐点割れ続く(07/02)

仏人工心臓メーカーのカルマ、破産申請へ(07/02)

通信オレンジ、防衛向けサービス部門を新設(07/02)

フランス国鉄、パリ―ミラノ間運休=数日間(07/02)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン