欧州域内でとりわけ手厚いことで知られるフランスの求職者手当が、月額で平均1,010ユーロに上ることが分かった。失業保険制度を運営する全国商工業雇用連合(UNEDIC)の最新調査を元にAFP通信が伝えた。
フランスの現行制度下では、求職者は前職の月給の最大65%を受け取ることができる。ただし月額6,500ユーロが上限。UNEDICによると、最高額の受給者は約500人で全体の0.02%に当たる。
求職者手当ての受給者総数は251万人。うち女性が51%と、男性(49%)をやや上回る。また受給者のうち完全失業者は175万人で、76万7,000人は低賃金労働に従事しながら手当てを受け取っている。これは就労促進に向けた制度の目的上、認められており不正受給に当たらない。結果として、こうした二重所得者の平均月収は1,240ユーロと、フランス人の平均月給を若干上回るという。[労務]
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