ドイツで英国人の帰化申請が急増している。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた動き。ドイツ連邦統計庁が13日発表した。
2016年の英国人によるドイツの市民権の申請件数は2,865件。前年比4.5倍超に膨らみ、過去最高を記録した。連邦統計庁は「ブレグジットとの関連性は明白」とコメント。英国人の帰化申請件数は今年も増加するとみられる。
全体では11万383件と2.9%増加。最も多かったのはトルコ人で1万6,290人だが、17.3%減っている。これにポーランド(6,632件、11.3%増)、ウクライナ(4,048件、2.9%減)、コソボ(3,966件、3.8%増)が続く。
ドイツで外国人が帰化申請するには8年以上居住する必要がある。昨年の市民権取得者の平均年齢は33歳で、平均在住年数は17年。全体の53.9%を女性が占めた。また、過半数は欧州出身者(59.4%)で、29%がユーロ圏内から来ている。
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