個人所得税の最高税率45%の対象となる納税者の数は、2017年度に約36万4,000人に達する見込みだ。前年度から10%拡大し、過去最高となる。歳入関税庁(HMRC)が1日に明らかにした。
課税所得が15万ポンド以上の最高税率の納税者が、全体に占める割合は1.2%。なお、納税者の数は3,030万人と、1年前から約10万人減少する見通し。基本税率の20%を課せられる納税者は横ばいの2,520万人で全体の85.1%を占め、高い税率である40%の税率を課せられる納税者は416万人と全体の13.7%で18万人減少する見通しだ。
最高税率は前労働党政権が経済危機後の一時的措置として2010年度から導入。当初は50%だったが、2013年度から45%に引き下げられた。
なおHMRCは、課税所得が100万ポンドを超える納税者は約15,000人、そのうち約4,000人が200万ポンドを超えるとみている。[労務]
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