ローマ中心部で12日、爆発が起き、駐車中の自動車が損壊した。負傷者はなかった。初歩的な時限爆弾が使用されたもようだが、特定の人物を狙ったものではなく、何らかの抗議目的とみられている。犯行声明は出されていない。ロイター通信が伝えた。
爆発が起きたのは、古代ローマの戦車競技場跡チルコ・マッシモ(Circo Massimo)近くの郵便局の駐車場。石油入りのブラスチックボトルと料理用タイマーを利用したごく初歩的な時限爆弾が用いられたとみられる。
イタリアでは近年、ローマや他の都市で同様の爆発事件が相次いでおり、その多くは無政府主義者の犯行とみられている。同国のシチリア島では5月末に主要7カ国(G7)首脳会議が開かれる。テロ警戒レベルは既に平時としては最高段階の「2」に設定されている。
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