オランダの送電大手テネット(TenneT)は2日、家庭用蓄電池メーカーの独ゾンネン(Sonnen)、再生可能エネルギー会社の蘭ファンデブロン(Vandebron)、および米コンピューター大手IBMと手を組み、ドイツで家庭用太陽光発電システムを電力需給調整に柔軟に活用するプロジェクトを開始したと発表した。送電事業者としては初めてIBMのブロックチェーン技術を用い、取引状況を記録する。
テネットとゾンネンのエネルギー子会社eサービシズは5月末までに、太陽光発電システムと蓄電池を備える6,000世帯との契約締結を目指す方針。従来型発電による電力供給が不足する事態に備え、家庭の蓄電池や電気自動車(EV)から送電網に電力を送り込めるようにする。まずは風力発電量の変動に対応するため、2万4,000キロワット相当の電力のプールを目指すという。[環境ニュース]
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