• 印刷する

残業者に家事バウチャー支給、独西部で試験展開

ドイツの家庭省は21日、西部バーデン・ビュルテンベルク州の2都市で、残業者に対して家事代行サービスに利用できるバウチャーを支給する制度を試験展開すると発表した。労働者のワーク・ライフ・バランスの実現に加え、家事代行業界における不法就労を防ぐのが目的。

今回の制度では、雇用税を支払う労働者が残業した場合、1時間あたり8ユーロ相当の家事バウチャーが支給される。これは社会保険を適用している国内の家事代行業者でのみ利用が可能。州都シュツットガルト北郊のハイルブロン(Heilbronn)とアーレン(Aalen)で2019年2月まで試験的に実施される。プロジェクト予算は約160万ユーロ。

ドイツの家庭で家事代行をしている人のうち、75~83%が未登録とされている。今回の制度はこうした不法就労を防ぐことで、合法的な業者を守る狙いもある。ベルギーで2003年から施行され成功を収めている同様の制度がモデルになっている。[労務]


関連国・地域: ドイツベルギー
関連業種: サービスマクロ・統計・その他経済雇用・労務社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

経済刺激策、7月上旬までに 初の与党協議、60項目で合意(05/30)

RIC、独シーメンスと再生エネ推進で協業(05/30)

独、ウクライナの長距離兵器生産を支援(05/30)

ラインメタル、ノキアと独軍の通信網開発へ(05/30)

欧州北部の主要港、船舶が遅延=関税影響か(05/30)

自動車大手3社、関税緩和へ米と協議(05/30)

電力RWE、仮想蓄電池サービス開始(05/30)

がん治療薬開発のITM、2.6億ドル調達(05/30)

独NRW州首相、五輪招致へ構想提示(05/30)

テレコム、AIデータセンター建設へ協議(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン