プーチン大統領の2016年の年収は885万8,000ルーブル(15万7,700ドル)となり、前年を3万3,300ルーブルほど下回った。政府の公式ウェブサイトに掲載された納税情報を元にイタルタス通信が14日伝えた。
それによると、プーチン大統領は1,500平方メートル相当の私有地とアパート2カ所、ガレージ1カ所で構成される国内不動産や、露自動車メーカーGAZの中型セダン「ヴォルガ(VOLGA)」のビンテージカーを含む4台の車を資産として公開した。
プーチン大統領の年収は2013年時点で360万ルーブル超だったが、2014年に760万ルーブルに急伸。2015年は890万ルーブルに達していた。
一方、メドベージェフ首相の昨年の年収は860万ルーブルで、こちらも前年を18万1,000ルーブル下回った。減収は、貯蓄額低下に伴い利子所得が減少したことによるもの。保有資産に変化はなかった。メドベージェフ首相は広大なアパートを保有するほか、国内に所有するおよそ19万平方メートルの土地の長期リース契約、ビンテージカー2台を保有する。なお、首相職への給与は月額約71万5,000ルーブルだった。[労務]
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