ドイツの最高経営責任者(CEO)で最も高給取りなのは、企業向けソフト大手SAPのビル・マクダーモット氏――。昨年の報酬は1,560万ユーロと、2位に180万ユーロの差を付けた。SAPの年次決算とコンサルティング会社hkp///グループによる最新調査を元に、ロイター通信が2月28日報じた。
それによると、マクダーモット氏の報酬は長期インセンティブの一環としての株式支給や2015年の業績連動給などにより800万ユーロ押し上げられた。一方、2015年に1位だった独自動車大手ダイムラーのディーター・ツェッチェ氏は、1,380万ユーロと2位に後退。ちなみにSAPと競合する米オラクルのラリー・エリソンCEOは昨年度、4,150万ドルを稼いでいる。
ドイツ株価指数(DAX)を構成する主要30社のCEOの平均年俸は、2015年のデータで586万ユーロだった。なおこれら企業の多くはまだCEO報酬を公表しておらず、順位が変動する可能性もある。[労務]
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