英国のエリザベス女王(90)は6日、即位65周年(サファイア・ジュビリー)を迎えた。女王は1952年、父ジョージ6世の死去により25歳で即位。2015年9月9日には、在位期間が高祖母に当たるビクトリア女王(在位1837~1901年)の2万3,226日16時間23分を超過し、英王室史上で最長記録を更新している。
バッキンガム宮殿に隣接するグリーンパークではこの日、41発の祝砲が発射された。祝砲はこの他、ウェールズのカーディフ、スコットランドのエディンバラ、イングランド北部のヨークでもあげられた。
また、サファイア・ジュビリーを記念して、1947年の結婚の際にジョージ6世から贈られたサファイアの宝飾品を身に付けたエリザベス女王のポートレート写真が公開された。これは、写真界の巨匠デビッド・ベイリー氏が2014年に撮影したもの。ベイリー氏は当時、エリザベス女王のポートレート・シリーズを撮影しており、そのうちの一つは、その年の女王の88歳の誕生日に公開されている。
エリザベス女王は昨年末に重い風邪に罹患。クリスマス礼拝と新年礼拝を相次いで欠席し、体調が心配されていた。ただ、近年は高齢のため公務を減らしているものの、健康状態はおおむね良好とされる。
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