EU法務官、英国とジブラルタル一体視

欧州司法裁判所のシュプナル法務官は19日、欧州連合(EU)の単一市場に絡むルールの適用をめぐり、英国と英領ジブラルタルを加盟国として一体視する見解を示した。ジブラルタルのオンラインカジノ業界が、2014年に導入された新税がEUが保証するサービスの自由な移動を妨げると訴えていたもので、法務官は直接税を定める英政府の権限を尊重した格好だ。

オンラインカジノへの課税は当初、英国本土で設立された企業だけを対象としていた。しかし英政府は2014年以降、本土の顧客からの収益に対しては、ジブラルタルの業者に課税。業者は地元自治体とは別途、納税することが義務付けられた。ジブラルタル賭博ゲーム協会(GBGA)はこれを不服とし、英高等法院に提訴。同法院が欧州司法裁に判断を付託していた。

法務官の意見に法的効力はないものの、欧州司法裁はこれに沿って判断を下すことが多い。ジブラルタル自治政府は同裁が最終判断を下すまでコメントを控えるとしている。[EU規制]


関連国・地域: 英国EU
関連業種: IT・通信観光・娯楽社会・事件政治

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