• 印刷する

独企業の大半、ブレグジットの影響を楽観視

英国の欧州連合(EU)離脱の影響はさほど大きくない――。ケルン経済研究所(IW)が12日公表したリポートによると、大多数のドイツ企業がこうした楽観的見方を示している。

IWは今回、国内2,900社を対象にブレグジットに関する意識調査を実施。それによると、多くの企業が対英輸出に何らかの影響があると回答したものの、実際に深刻な影響が生じると考える企業は全体の1割にとどまった。ドイツ企業の事業や投資、雇用、サプライチェーンに大きな悪影響が及ぶとの見方はわずか2~3%。一方、約4社に1社は、英国からの事業の移管はむしろ好影響をもたらすと回答している。

英政府関係者の間では、ブレグジットの悪影響を懸念するドイツ企業からの政府に対する圧力が、EU離脱交渉を有利に進める材料になるとの期待があった。しかし、実態は異なることが今回の調査で浮き彫りとなった。

なおIWは、ブレグジットによりドイツの今年の国内総生産(GDP)成長率が0.25パーセントポイント押し下げられるとの見方を示している。


関連国・地域: 英国ドイツEU
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治

その他記事

すべての文頭を開く

経済刺激策、7月上旬までに 初の与党協議、60項目で合意(05/30)

RIC、独シーメンスと再生エネ推進で協業(05/30)

独、ウクライナの長距離兵器生産を支援(05/30)

ラインメタル、ノキアと独軍の通信網開発へ(05/30)

欧州北部の主要港、船舶が遅延=関税影響か(05/30)

自動車大手3社、関税緩和へ米と協議(05/30)

電力RWE、仮想蓄電池サービス開始(05/30)

がん治療薬開発のITM、2.6億ドル調達(05/30)

独NRW州首相、五輪招致へ構想提示(05/30)

テレコム、AIデータセンター建設へ協議(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン