• 印刷する

欧州議会のシュルツ議長が辞意表明=独政界に復帰

欧州議会のシュルツ議長は24日、3期目を目指さずに来年1月で辞任し、ドイツ政界に復帰する意向を明らかにした。来年秋の連邦議会選挙に西部ノルトラインウェストファーレン州の社会民主党(SPD)候補として出馬するという。BBC電子版などが伝えた。

シュルツ議長は、議長として欧州の政策の透明性と信頼性の向上に取り組み、多くを達成したと強調。「欧州統合は過去数世紀における最大の文明プロジェクトである」として、今後はドイツからこれに緊密に関わっていく考えを示した。

ドイツでの今後の役割については明らかではないが、独紙フランクフルター・アルゲマイネによれば、シュルツ氏はSPDの党首を務めるガブリエル副首相兼経済・エネルギー相に対し、メルケル首相の対抗馬として自分をSPDの首相候補に選ぶよう求めたとされる。SPDはメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)とその姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)と連立政権を組む。また連立与党はSPDのシュタインマイヤー外相を次期大統領の候補者に決めているため、シュルツ氏は外相の後任候補ともされている。


関連国・地域: ドイツEU
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

【25年の10大ニュース】米中に翻弄される欧州(12/30)

【10大・1位】米関税に振り回される欧州(12/30)

【10大・2位】欧州自動車産業、苦境続く=人員削減の波(12/30)

【10大・3位】独メルツ政権が始動=雲行き怪しく(12/30)

【10大・4位】欧州で軍拡の波=見えぬ先行き(12/30)

【10大・5位】押し寄せる中国製品、反発強める欧州(12/30)

【10大・6位】欧州でAIデータセンター建設ラッシュ(12/30)

【10大・7位】英サイバー攻撃、JLRやM&Sに打撃(12/30)

【10大・8位】英労働党政権、移民政策を厳格化(12/30)

【10大・9位】仏で相次ぐ首相交代、政局の混乱続く(12/30)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン