• 印刷する

英政府にEU離脱の計画と戦略なし=内部文書

英政府は欧州連合(EU)離脱について全体計画を持ち合わせておらず、離脱戦略も向こう半年間はまとまらない可能性があるという。英紙タイムズが入手した政府の内部文書を元に報じた。

この文書は、コンサルタントが内閣府向けに作成した「ブレグジットの最新情報」と題する11月7日付のもの。これによれば政府内ではブレグジットを進める人員が不足し、各省では500件を超えるプロジェクトを計画しているが、新たに3万人の公務員が必要になるという。

また、メイ首相がブレグジットに関する決定や詳細を1人で抱え込んでいると批判。さらに、政権内では6月の国民投票前のキャンペーンで離脱派に属したジョンソン外相、デービスEU離脱相、フォックス国際貿易相と、残留派だったハモンド財務相とクラーク民間企業・エネルギー・産業戦略相の間で対立があると指摘。さらに雇用や投資の維持をめぐって、ブレグジットで影響を受けないよう保証を求める大手企業から「政府は銃を突きつけられている」という。

これに対して政府の広報官は、「政府報告書ではなくメモに示された主張は見覚えがない」として、内容を否定している。 


関連国・地域: 英国EU
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治

その他記事

すべての文頭を開く

インフラに280億ポンド投資 送電・送ガス網刷新=英当局承認(12/05)

英政府、ノルウェーと新たな海上防衛協定(12/05)

英企業の雇用、落ち込みが加速=中銀調査(12/05)

新車登録台数、11月は1.6%減少(12/05)

経営難の水道テムズ、純負債176億ポンドに(12/05)

英宇宙庁、スコットランドに460万ポンド(12/05)

ネーションワイド住宅価格、0.3%上昇(12/05)

建設業PMI、11月は過去5年半で最低(12/05)

中国大使館計画、3度目延期 スターマー首相の訪中に影響も(12/04)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン