英国人の過半数が、メイ首相の欧州連合(EU)離脱交渉での強硬姿勢を支持している――。調査会社サーベイション(Survation)の最新調査からこうした事実が明らかになった。同首相のブレグジット方針を支持する人は全体の58%に上り、反対派の25%を大きく上回っている。ブルームバーグが25日伝えた。
サーベイションは、民放最大手ITVの報道番組「ジ・アジェンダ」のために調査を実施。それによると、「単一市場へのアクセス確保を優先するべき」とした人は、全体の44%にとどまった。
メイ首相は先の与党・保守党大会で、EUからの移民数制限を実現するために必要なら、単一市場へのアクセスを失うことも辞さないと明言。EU離脱交渉に強硬姿勢で臨む方針を示している。
ただ、スカイ・ニュースが先に公表した世論調査では、「移民規制よりも貿易交渉を優先すべき」とした人が49%と、その逆の39%を上回っており、ブレグジットをめぐる国民の意見はなお二分されているようだ。
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