メイ首相率いる与党・保守党の支持率が47%と、9月時点から大きく7ポイント上昇している。調査機関イプソスMORIが19日公表した最新調査で、このような傾向が明らかになった。
イプソスMORIは10月14~17日にかけて、18歳以上の1,016人を対象に調査を実施。最大野党・労働党の支持率は29%と5ポイント後退した。この結果、保守党の支持率は18ポイント上回っており、2010年の総選挙以降で最高に達した。政権与党としては、故サッチャー元首相が総選挙で圧勝して間もない1987年10月以降で最も高い。なお自由民主党の支持率は7%と1ポイント上昇。英国独立党(UKIP)は6%と3ポイント後退した。
また、向こう1年間に景気が悪化すると考える国民は53%と、9月の37%から大きく増加。通貨ポンドが大幅に下落していることについては、英国経済にとって「好ましくない」との回答が55%に上り、「好ましい」としたのは14%にとどまった。英国の欧州連合(EU)離脱決定で、生活水準が悪化すると予想する人は49%。国民投票実施直後の7月の36%から大幅に増え、全体の半分近くに達している。
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