• 印刷する

ロシア、核戦争に備えた訓練実施へ=市民も対象

ロシアが、欧米との核戦争に備えた訓練を開始するもようだ。ロシアの非常事態省のウェブサイトに掲載された情報を元に、英インディペンデント電子版などが4日伝えた。

非常事態省は訓練について「危険度が高いとみられる施設で、非常事態発生時に放射性物質や化学・生物兵器の毒性物質から人々を保護する演習を実施する」と説明。公共の建物における防災対策を検証するほか、放射性物質や化学・生物兵器の毒性物質の監視センターや汚染除去拠点に応急隊員を配置し、研究所管理ネットワークを待機モードに設定するとしている。演習は3日間にわたり、緊急隊員2万人加え、市民4千万人が参加する予定。

また、これとは別に、モスクワ全市民を収容できる核シェルターを地下に建設する意向も明らかにした。

米国と欧州連合(EU)は2014年、クリミア危機の発生に伴い、ロシアに対する制裁を発動。その後も事態の改善が見られないことから、同措置を延長している。最近ではシリア内戦への介入をめぐってもあつれきがあるほか、3日にはプーチン大統領が兵器級余剰プルトニウムの処分に関する米国との合意を停止する大統領令に署名するなど、同国と欧米の関係が悪化している。


関連国・地域: 英国EUロシア米国中東
関連業種: 医療・医薬品化学建設・不動産マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

ロシア、ウクライナに6月2日の交渉提案(05/30)

EU、黒海戦略を発表=「安保ハブ」設置も(05/30)

トランプ氏、対露制裁強化も=攻撃激化(05/27)

石油ロスネフチ、レアアース鉱床を取得(05/23)

ルーマニア極右、大統領選のやり直し要求(05/22)

EU、対露追加制裁で合意 「影の船団」189隻と31社が対象に(05/21)

プーチン大統領、トランプ氏と電話会談(05/21)

ロシア、中国に自国製品向け物流拠点を開設(05/21)

露・ウクライナ直接交渉、プーチン氏は欠席(05/16)

検察、ウクライナ3人を拘束=露工作員か(05/16)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン