• 印刷する

英国のゼロアワー契約、90万人超に拡大

英国で最低労働時間を保証しない「ゼロアワー」契約で働く人が、第2四半期(4~6月)時点で約90万3,000人に上ったことが、政府統計局(ONS)が8日に発表した最新調査で明らかになった。昨年10~12月の約80万4,000人から大幅に増加している。

ゼロアワー契約は決まった労働時間がなく、仕事があるときだけ働く雇用形態。収入が安定せず、有給休暇や病気休暇も認められない。

第2四半期のゼロアワー契約を本業とする人の数は、前年同期の約74万7,000人から20.9%増加。労働者全体に占める割合は2.9%と、1年前から0.5ポイント上昇している。ただこの統計は申告ベースであるため、ONSはゼロアワー契約という言葉の認知の広がりが急増の一因の可能性もあるとしている。

ゼロアワー契約は商店、ホテル、介護施設などに多く、平均労働時間は週25時間。該当者の31%はこれを延ばしたいと考えている。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品小売り・卸売りサービス観光マクロ・統計・その他経済雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

英GDP、0.7%拡大 サービス・鉱工業が好調=改定値(07/01)

スペイン裁判所、格安航空2社の罰金停止(07/01)

英米貿易関税、正式発効=鉄鋼など協議継続(07/01)

スポーツカーのロータス、英工場閉鎖を否定(07/01)

沖電気、アームとデザインパートナー契約(07/01)

会計PwC、英国で175人削減へ(07/01)

TSBバンク買収、2行が最終候補=報道(07/01)

仏物流シーバ、英でグリーン燃料の活用加速(07/01)

WHスミス、ハイストリート事業の売却完了(07/01)

セントリカ、新原発の権益取得か(07/01)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン