労働党党首選、コービン氏が優勢 対抗馬のスミス氏に大差=世論調査

最大野党・労働党の党首選で、ジェレミー・コービン現党首が勝利する可能性が高まっている。英紙タイムズがインターネット調査会社ユーガブ(YouGov)に委託して実施した最新の世論調査によると、コービン党首の支持率は62%と、対抗馬のオーウェン・スミス議員を24ポイント上回った。投票結果発表まで1カ月を切っており、同党首の優位は揺らがなそうだ。

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コービン党首の続投が有力視されている(Photo by Rwendland / Wikimedia Commons)

党首選では、65万人超の党員や登録支持者、労組組合員が9月21日までに郵便またはオンラインによる投票を行い、結果は同24日の党大会で発表される。今回の調査は、これら3グループの計1,236人を対象に実施された。

コービン党首は、3グループ全てで過半数の支持を獲得。特に投票権を得るため25ポンドを支払った登録支持者の間では、支持率は70%に上っている。

同党首のこれまでの働きぶりについては、57%が「よくやっている」と評価し、「お粗末だ」の41%を上回った。

次回の総選挙ではコービン党首に労働党を率いて欲しいと答えたのは52%。こうした支持者のうち56%は、同党首の下で政権党に返り咲くことが可能とみている。一方、スミス氏を党首に推す人のうち、総選挙で勝利できると考えているのは33%にとどまった。

コービン党首は先に、民間企業に渡った鉄道フランチャイズ(営業権)を公的機関に移管する政策をアピールするため、鉄道運行大手ヴァージン・トレインズの車両の床に座り込み、混雑ぶりを強調した。しかし、ヴァージンが実際には着席できる座席があったと該当列車のCCTV映像を公開し反論するなど話題を呼んだ。調査ではこの事件についても尋ねたが、コービン氏への見方が変わったと答えたのは31%で、影響は限定的だった。


関連国・地域: 英国
関連業種: 経済一般・統計IT・通信商業・サービス運輸・倉庫政治

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