ドイツ企業で給与が最も高いのは経営コンサルティング大手ローランド・ベルガーと総合電機シーメンス――。米キャリア情報サイトのグラスドアが発表した調査で明らかになった。
それによると、基本給にボーナスや手当などを含めた平均給与は2社ともに年間8万720ユーロ。次いで、化学BASF(7万6,684ユーロ)、自動車部品ロバート・ボッシュ(7万5,675ユーロ)だった。製薬・化学バイエルと自動車ダイムラー、独金融最大手ドイツ銀行、2位のコメルツ銀行はいずれも7万630ユーロで、タイヤ・自動車部品コンチネンタル(6万5,585ユーロ)、企業向けソフトSAP(6万5,000ユーロ)が続いた。
グラスドアが実施した別の調査では、ドイツの会社員の4割は同僚の給与を知らないことが明らかになっている。また6割は、企業に対し給与面での透明性を求めているほか、72%は自身の給与に関して話すことに消極的な見方を示した。一方で、45%は匿名性が確保されるのであれば給与額などを公表してもいいと回答している。[労務]
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