ドイツ連邦統計庁は、2015年の移民流入数が213万7,000人となり、前年比46%増加したと発表した難民の大量流入が押し上げ、流入数から流出数を引いた純移民は113万9,000人と史上最高を記録した。
流入した移民のうち、外国籍は50%増の201万6,000人。帰化や国外から帰還したドイツ人は12万1,000人とほぼ横ばいだった。一方、ドイツから国外に流出した人は99万8,000人と9%増加。うち外国人が85万9,000人、ドイツ人が13万8,000人だった。
移民を出身地別に見ると、欧州連合(EU)出身者が全体の45%を占めた。これにアジア(30%)、EU以外の欧州(13%)、アフリカ(5%)が続く。ただ、純増分の割合はアジア出身者が47%と欧州(27%)を大きく超えており、特にシリアやアフガニスタン、イラク、パキスタンからの流入が著しく増えた。
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