ドイツ政府は13日、今年と来年の閣僚の報酬を引き上げることを決定した。これによりメルケル首相の報酬は月額1万8,820ユーロとなり、オランド仏大統領の1万4,917ユーロを大きく上回ることになる。AFP通信が伝えた。
閣僚の報酬は今年3月1日にさかのぼって2.2%引き上げられる。さらに2017年2月1日付で2.35%上乗せされる。
ドイツではここ10年で賃金改革が進み、労働者の賃金は上昇を続けている。公共部門では先に2.4%の賃上げが決定しており、メルケル内閣の今年の伸び率はこれをやや下回る。
ドイツ連邦統計庁が発表した賃金統計によると、2016年第1四半期(1~3月)の実質平均賃金は前年同期比2.6%上昇。昨年の第2四半期以降で最大の伸びを示している。この間のインフレ率は0.2%だった。[労務]
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