トヨタ自動車の英子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリングUK(TMUK)は5月30日、2026年からイングランド中部ダービーシャー州のバーナストン(Burnaston)工場でスポーツハッチバック「GRカローラ」を生産すると発表した。同車種は現在、日本のみで組み立てているが、一部を英国に移管することで、米国による輸入車関税の影響を緩和する狙いがあるとみられる。
欧州統括会社トヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)の中田佳宏最高経営責任者(CEO)は「英国拠点がGR車両の生産拠点としてトヨタ初の海外工場に選ばれたことを大変誇りに思う」とコメント。販売市場や生産量、投資額の詳細は後日発表する。
トランプ政権は米国への輸入車に対し、25%の追加関税を課している。ただ英米間では5月8日に貿易協定が締結され、英国からの輸出車には、年間10万台を対象に10%の関税を適用することで合意していた。[日本企業の動向]
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