• 印刷する

英とスイス、直通列車運行に向け覚書

英国とスイスは9日、両国を結ぶ直通列車の運行に向けた覚書を締結した。実現への障壁を取り除くため、共同の作業部会を設立する。

両国はこれにより、国境を越えた旅行や交易、環境に優しい輸送を促進したい考え。作業部会には双方の専門家が参加し、国境管理体制の確立や英仏海峡トンネルの安全基準の順守、企業との協議推進を含む、直通運転のための課題解決を目指す。数カ月以内に第1回会合を開き、運行、規制、政策、商業面での要件を満たすための行動計画の策定に着手するという。

スイスのレシュティ環境・運輸・エネルギー・通信相は、自身が望むほど早期ではないにしろ、直通運転は5~10年以内に実現するとの見通しを示した。飛行機の競合になり得るため、列車1本が1,000人の乗客で埋まれば、航空便を5便減らせるとしている。

ロンドンからジュネーブまでは現在、飛行機では約1時間40分、鉄道ではパリでの乗り換えを経て約7時間半かかる。直通列車の運行が実現すれば、これを5時間程度に短縮できるとみられる。


関連国・地域: 英国EUスイス
関連業種: 運輸政治

その他記事

すべての文頭を開く

イネオス、欧州委に調査要求 化学品10品目にダンピングの疑い(11/12)

EU、AI規制改正でデータ保護要件緩和も(11/12)

EU、通信網で中国製品の使用禁止を検討(11/12)

洋上風力、生態系への影響は <独自>欧州識者「調査継続を」(11/10)

【今週の主な予定】11月10~14日(11/10)

米大統領、中央アジア5カ国と首脳会談(11/10)

EUのAI規制、適用に「猶予期間」=報道(11/10)

【欧州における日本企業の動向】2025年10月1~31日(11/10)

【EU規制ウオッチング】2025年10月1~31日(11/10)

【欧州環境トピックス】2025年10月1~31日(11/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン