ドイツの自動車大手、フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手MANトラック&バスは11日、南部バイエルン州ニュルンベルクに新設したバッテリー工場の稼働を開始したと発表した。総投資額は1億ユーロ。同社は自社製バッテリーを大規模生産する国内初の商用車メーカーとなる。
同工場は年間10万個のバッテリー生産能力を備えており、まずは年間5万個のバッテリーを生産する予定。さらなる技術開発に向けて今後数年間で新たに1億5,000万ユーロを投じ、バッテリーモジュールも生産するとしている。追加投資のうち1,800万ユーロは連邦政府とバイエルン州からの補助金で賄う。
ニュルンベルク工場では400人の雇用創出を見込む。アレクサンダー・フラスカンプ最高経営責任者(CEO)は「バッテリー生産の開始により、ディーゼルエンジンを発明した企業として新たな時代を迎える。追加投資を含めると、ニュルンベルクへの総投資額は5億ユーロに達する」と述べた。同社はすでに電動トラックを納入している。[環境ニュース][労務]
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