ドイツのタイヤ・自動車部品大手コンチネンタルは8日、産業向けのゴム・プラスチック製品などを手がけるコンチテック部門について、2026年中にスピンオフ(事業の分離・独立)を実施すると発表した。自動車部門のスピンオフ計画も進行中で、コンチネンタルは「タイヤに特化したグローバル企業になる」と説明している。
コンチネンタルはタイヤ部門、コンチテック部門、自動車部門の3部門から成る。自動車部門のスピンオフ計画は、3月に監査役会で承認された。4月25日の株主総会で正式に決定される見通しで、その後、9月にフランクフルト証券取引所への上場を予定している。
ニコライ・セッツァー最高経営責任者(CEO)は声明で、「過去30年間にわたり、コンチネンタルは買収と成長を通じて3つの強力な部門を構築してきた。それぞれの独立の準備は整っている」と述べた。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。