米国のトランプ政権が輸入車に25%の関税を課せば、ドイツの自動車輸出高は昨年と比べて29%減少する――。大手会計事務所デロイトが3月28日、こうした試算を明らかにした。金額にすると82億ユーロ分の輸出が失われることになる。
トランプ大統領は3月26日、4月3日から輸入車に25%の関税を課すと発表した。デロイトによると、米国は現在、ドイツ車に約2.5%の輸入関税を課している。これが5%に引き上げられれば、ドイツの自動車輸出高は9%減少し、その後、関税率が1ポイント上がるごとに輸出高が平均1%減る見通しだという。
輸入関税を避けるためには、米国市場向けの生産を現地で行う必要がある。しかし、すでに現地で生産をしている自動車メーカーの工場では、稼働率が70%に達しており、生産能力の拡大には大規模な投資を要する。
ドイツの自動車メーカーは昨年、米国に計130万台を輸出している。
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