ドイツの自動車部品大手ロバート・ボッシュは26日、水素事業の売上高が2030年までに数十億ドルに達するとの見通しを発表した。同社は、水素製造装置の中核機器である水電解スタックを4月に発売する予定で、すでに100メガワット分の先行予約が入っているという。
北部ハノーバーで31日から始まる産業見本市で、水電解スタック「ハイブリオン(Hybrion)PEM」2台を初めて公開する。産業機器サプライヤーの独FESTと共に、バイエルン州のバンベルク(Bamberg)の工場で間もなく生産を開始する。
シュテファン・ハルトゥング会長は「再生可能エネルギーで生産されるグリーン水素は、工業や輸送、エネルギーの各部門で炭素排出量を大幅に削減する上で重要な役割を果たす。グリーン水素の生成には電解システムが必要であり、ボッシュのハイブリオンはその重要な要素となる」と述べた。[環境ニュース]
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