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再生エネ補助金制度を改革へ 英政府、風力発電の開発加速

英政府は21日、再生可能エネルギー発電向けの「差額決済契約(CfD)」制度を含む補助金制度を改革する方針を明らかにした。2030年までにクリーン電力の比率を95%以上に引き上げる目標の達成に向け、風力発電を中心に開発を加速させることを狙う。

CfDは契約期間を現行の15年より伸ばすことを認めるほか、着床式洋上風力発電プロジェクトの基準を緩和する。また、洋上風力発電プロジェクトへの効率的な投資を後押しするため、予算策定に関するルールを改訂する。

英国で稼働または建設中の洋上風力発電施設の設備容量は計30.7ギガワットに上り、7.2ギガワット相当のプロジェクトが計画段階にある。ただ、政府は30年までに設備容量を計43~50ギガワットに引き上げることを目指しており、開発を加速させていく考えだ。

政府は2月、洋上風力発電の開発プロジェクトを対象とする支援スキーム「クリーン産業ボーナス」を始動した。新たなスキームはCfD制度を通じて申請を受け付け、支援対象となったプロジェクトには設備容量1ギガワット当たり2,700万ポンドが支給される。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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